木曜日の”白い巨塔”を皆さん見ていますか?最近は特に医療ミスが目立ちますが最近の医者が悪いのではありません。昔からたくさんあったんだと思います。昔はそれこそ隠蔽していて表にでず、仮に患者に医療ミスがばれたとしても公表しないことを条件に示談に応じていたのではないかと推測しています。別に僕が医者だからといって財前教授の肩を持つわけではないのですが、確かに手術を東教授の退官日にあわせたことや、国際学会に出席するために早くしたことには、少々問題があるとは思いますが、はたして里見助教授が言っているように術前に肺への癌転移を疑ったときに胸腔鏡検査を施行したほうが、結果的に100%良かったかどうかは疑問です。もし仮に術前に検査をして肺の炎症性変化であったなら、手術は遅れるし患者の負担はかかるし、その検査をしたばっかりに癌摘出術が失敗に終われば、やっぱりすぐに手術をした方がよかったとなります。唐木教授が裁判で述べたように術前にあの胸部CTに写っている影が癌の転移かどうかを事前に正確に知ることは不可能だったのではないかと思われます。
僕が思うに結局あの患者の身内(かたせりの)が裁判にまでもっていこうと思ったのは、財前教授の患者に対する態度、診察や柳原先生の術後患者の様態が明らかに変化したにもかかわらず、あほの1つ覚えのように抗生剤を投与していたこと、また財前教授も学会から帰ってきたら一言患者の家族に力が及ばなかったことを人として謝罪すればこんなにも問題は大きくなっていなかったように思います。
患者とまたその家族と医者はやはり信頼関係の上に成り立つもので、あくまで対等のものです。不満や不安があるなら納得いくまで説明を聞けばよく、また医者もそれに対して答えるべきです。こんなことを言っては怒られるかもしれませんが、所詮医者も人間で過ちも犯します。何も失敗してやろうと思ってしている医者はいないのです。後は誠心誠意患者側に立って納得いくように説明し、必要なら謝罪すべきです。何事もそうですが、もののいいようやその態度によって物事は何ぼでも解決できるものと思っています。
また、来週も楽しみです。

独り言
2月20日(金)